10年後の語学学校の未来

前回Google Glassについて取りあげた。

今回は、その際に触れた語学学校の未来。例えば10年後について考えてみたい。

語学学習の必要性は、テクノロジーが低減させる。

10年後は2023年。

その頃には、Google翻訳も今よりはマシになっているだろう(と願う)。

またGoogle以外から、素晴らしい翻訳精度を持つソフトが登場しているかもしれない。

そもそも私は、

80%程度のレベルまでは、”語学は暗記”と思っている。

残りの20%はネイティブと同じ文化背景をもって生活してこないと出てこないものなので、機械には無理ではあるが・・・。

 

一方で、

完成形の8割レベルまでの語学習得は、単語を暗記、文法を暗記、フレーズ毎暗記、使われているシチュエーションを暗記、相手の行ったことをモノマネして暗記。

など、諸々暗記でいけてしまう。

 

分野を絞って、完璧を求めない通訳なら機械が可能。

暗記は、コンピューターの大得意分野。

 

だから、ある程度わりきったレベルの翻訳までの進化は、さほど難しいものではない。

ここで言う、ある程度割り切ったレベルというのは、

政治家や企業間の通訳とか、医療とか、法律用語、特許用語などの専門会話を除いたレベル

という意味である。

すなわち日常のコミュニケーションや、旅先でのコミュニケーションといったレベルを、機械翻訳で置き換えが可能になると考えている(もちろんここでも完全を求めていない)。

 

となると、

わざわざ語学を習得しようという熱意のある人は、その目処が立ってきた頃から急速に減ると思う。

皆忙しいし、人生の時間は限られれているからだ。

 

語学習得にあてていた時間を、もっと別のことにあてることができる。

実際、今日本人が英語の勉強に四苦ハ苦して当てている時間、海を超えた向こうのアメリカ人はもっと別な有意義なことに時間を費やしている。

 

変わっていく市場ニーズと、求められる語学学習サービス

例えば昔の例で言えば、そろばんと電卓で説明できるかもしれない。
その昔、寺子屋(小学校)でそろばんが必修授業で、町中にもそろばん教室があった。

私も20年前だが、子供の頃通った記憶がある。
keyboard

今は計算するのも、電卓がやってくれるし、iphoneでもできる。計算を効率的にするため、そろばん教室に通い、習得して、武器のごとくそろばん持ち歩いている人なんていない。

そろばんを学ぶことは頭にもよいといわれるので、そういう用途で残っているかもしれないが、

昔はあれほど誰もが習い、学校教育にもあったものが、今はほとんどない。

 

英語も今学校教育に義務教育として採用されている。また、大学では第2外国語も課せられている。街には語学学校がたくさんある。

しかし、それは10年後Google GlassやAR技術などで高い精度の機械通訳が使えるようになってきたら、学習のモチベーション・学習者の数は急速に下がっていくはずである

(もちろん0にはならない)。

 

そういう状況が来たとしたら、語学学校はゆっくりとどう変わっていくのだろうか?

 

  • 縮小していく語学学習者の奪い合い。専門特化の語学専門社の養成スクールへと変化。その間に撤退する語学学校多数。
  • 外国人集めて、異文化コミュニケーションを主流とした学校に変化。(新業態)
  • 頭の活性化など、能力開発、教養といった違う価値を提供する学校へとシフト(新業態)

などがパッと思い浮かぶ。

 

10年後と言えば、長いようで実は短い。

今ある、語学学校は今後どういう選択をとっていくのだろうか?

もしかしたら今と変わっていないかもしれない。正確にはそれは誰にも分からない。

重要なのは、

変化に柔軟に対応できる組織とサービス作り

だと思う。

例え、会社の規模は大きくしたとしても、組織は重く大きくはしたくないと常々思う。