アベノミクスが変えるフィリピン英語業界

アベノミクスは、フィリピン英語業界を過去のものにしてしまうのだろうか?

デフレ界の申し子として、日本でのフィリピン人を使った格安英語学習サービスは、2005年頃からイングリッシュチャンネルさんなどを皮切りにスタートした。その後、各社大量の無料メール登録会員を宣伝のために集め、1日あたり100円との格安価格の印象から、市場の注目を浴びてきた(*なお、当校も当時、時代にあわせてフィリピン人講師を入れていました(格安モデルではなかったですが))。

時代はデフレだった。マクドナルトの低価格が注目され、世間がこぞって格安を打ち出し、それをニュースが盛んに取り上げていた時代である(*格安競争は、結果、私達の所得を次第に下がっていくのだが)。しかし、これからは、安倍さんが宣言するように、日本はマイルドなインフレに進んでいくであろう。

インフレとは、所得(給料)が上がり、物価もあわせてあがっていく状況である。(今のマスコミは物価が上がることばかり宣伝しているのだが)

例えば、月額30万の給与だった人が、月額40万などになる。景気がよく、お金が国内で循環しだすと、そうなって上がっていってもおかしくない。それにあわせてニーズも高まり、価格も上昇する。価格が上昇すれば、所得も上昇しての正のスパイラルとなっていく。

もちろん経済原則から、インフレは円安を引き起こす。逆にデフレであるということは、円高である。だから、インフレ期待から円安になり、輸入価格も上昇することになるが、日本は外需依存が12%程度にすぎない、他の国と較べて内需大国なので、その辺はそれほど大きな心配がないとする。

話が少しそれてしまったが、アベノミクスによって、インフレが起き、日本国民の所得水準が高くなってくると、サービスはこれまでほど低価格にこだわる必要がなくなってくる。人々は増えた所得を有意義に使えるため、価格よりも別の事柄にも敏感に反応してくる。それにあわせて、サービス選択の目も、価格以外の多様性を帯びてくる。

フィリピン英語業界の最大の売りは”格安”であった。しかし、インフレ社会になってくると価格にこだわりフィリピン英語を学ぶよりも、ある程度お金を払って質の高いネイティブのレッスンや、価格以外を売りにした学習サービスに注目が集まってくると考えられる。
そうした場合、格安を売りにしてきたフィリピン英語業界はどうなっていくのだろうか?もちろん、フィリピン英語サービスがなくなることはないし、個人的にもフィリピンの人たちの国民性はとても好きだから残って頑張って欲しいと思う。

しかし上記の理由から、今後時代の流れにあわせて、これまでの”格安を売りにした”フィリピン英語サービスがそれほど注目されなくなるだろうと思う次第である。

フィリピン上空写真
フィリピン。上空。

その解決法を考えると下記2点くらいだろう。
1.格安を売りにしない、付加価値をもっと高めたフィリピン英語に転換(レッスンの質でも、美人でも、外人コミュニケーション力養成でもなんでもOK)。

2.従来の格安に訴えるモデルから変われないのなら、デフレに突入してきている中国、スタグフレーションの韓国などの英語学習国に市場を変える。または日本をデフレ不況にしてくれる政権、政治家に交代を期待する。

いずれにしても、時代は変わろうとしている。

ネット英語業界も時代にあわせて、これまでと活躍するプレーヤーが大きく変わっていく。

当校Ecomもアクセルを今年からどんどん入れていきます。