今の円安は、オンライン英会話業界にとって有益である。

為替が動いている。

自分のtwitterでは、2012年の10月頃、まだ為替が78円くらいだった当時、1年後の2013年末には、110円を目指す、とつぶやいていたので、予測と同じような展開になってきた。

今回の1年の間に4割くらい円が適正水準に戻すのを “円安”と多くの人は呼び、円高是正とよんでくれないのは残念でもある。また、オンライン英会話サービスの会社は、総じて円安を毛嫌いしがちである。

気持ちは十分に分かる。

 

オンライン英語学校は、たいてい海外の外国人講師に、円ではなく、ドルやペソで払っているからだ。実際、当校でも、だいたい7割の講師が今海外におり、彼らにドル払いで行なっているので、為替差損による支払額の増大は、大変大きなものとなっている。

しかし、それでもメリットは大きいと考える。

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そもそも、円安、円高は、為替介入などの特殊事情が無い限り、その国の経済政策の結果論に過ぎない。

アベノミクスの金融政策で、通貨量が増えたので、結果、付属的に円安になっただけで、それ自体あまり意味がない。通貨量を増やした結果、市場にお金が流れ始めた、そして、続く財政政策で、民間に代わって、政府が主導で公共投資などを行えば、お金は投機にまわらず、健全に回っていく。ノーベル経済学賞のクルーグマンが太鼓判を押すモデルである。

要するに言いたいことは、「(金融政策で)円安になっても、(政府主導の財政政策で)景気回復して、インフレになっていけば、為替差損よりもメリットははるかに大きい」ということである(第一、為替差損と言っているが、円高の時に為替差益を得ていたはずだろうから、結果論ではプラマイゼロのはずである。円高の時には黙っていて、円安の時は被害者ぶるのは好きになれない。)。

また、インフレ率が高まれば、所得もあがると同時に物価も上がる。これまでのように不毛な価格競争で消耗しなくてすむ。

価格競争で消耗戦になっていたオンライン英会話業界にはうれしい兆しであると思う。

*よく”円安はおかしい。””よいはずがない”などの決めつけた感情論の意見も多いが、日本のように、常に経常収支黒字国で、対外純資産圧倒的世界一の状態で、為替が大きく遊ばれるということは、民主党のような悪魔の政権と、旧日銀貴族がダブルで無茶苦茶やった例外時期が無い限り起こらない現象である。

為替の基本は通貨の相対的な量である。世界水準と同じようにインフレ・ターゲットを設定して、適正に運営がされていれば、日本の為替はなるようになるものである。

*タイトルで、“今の円安“としたのは、金融政策で円安になっても、今回のように財政政策の意思が政府にないと、お金が国内で循環しないので、国内所得向上のインフレにならないからである。