先日、久しぶりにということでコンタクトのあった、オンライン中国語業界TOPの会社の社長さんとお茶をしました。
そこで話になったのが、英語も中国語も、”今の”オンラインレッスンのビジネスモデルでは駄目でしょう、ということ。
私も、何年かこの事業をしていて思っていたことでしたので、オンライン中国語業界トップの方の意見も聞いて納得がいくものでした。
そもそも、今のオンラインレッスンサービスは、
- 人海戦術のようになっていて、無用な負荷がかかりすぎている
- そうした状況を考えずに、安易な新規参入が後をたたない激戦状況が繰り返されている。
結果、満足のいく理想のサービスを提供しようとすればするほど、競争に負けやすい傾向になっています(もちろん、適当にやっている事業者さんはもっと早く市場退出しますが)。
もちろん、そうしたビジネスモデルに矛盾を抱えながらも、スケールを大きくして、上場まで業界に存在感を出すまで持っていくことは、可能性はとても低いと思いますが、不可能でないかもしれません。
例えば、外部には常に勢いがあるように見せて、VCから大量の資金を入れてもらう。そしてそのバックアップを得て、VCやその事業会社の研修などで直接売上を上乗せして、かつ広告を大量に打ち、力技で上場ゴールまで持っていく。後は、市場がよければ、他のよいビジネスモデルを買い取り、市場がよくなければ、ゴニョゴニョという具合になると思います。
横道に少しそれましたが、安定的に、多くの人に、理想のサービスを提供していけるようにするためには、今の人海戦術に頼る、参入障壁の薄いビジネスモデルから、ある程度脱却する必要があります。
それは、人海戦術⇒人海戦術に頼り切らない、参入障壁低い⇒高いものをいくつも作っていく。と口で言うのは簡単なことです。実際行うのは、とても大変だと思います。
ただ、それをやらないと、サービス提供側には未来がないでしょうし、それを利用する側にも、一時の満足感だけで、オンライン語学学習の本当のよい部分を十分に享受できないで終わってしまうのではないかなと思ってしまいます。
語学教育のeラーニングは、世界的にみても盛り上がってきているので、この波を活用して、自分のやりたい3本の矢のうちの、残りの2本の矢を打っていきたなと思います(最初の1本は、日本初のスカイプ英会話サービスとして世に出ました)。