TIE外語学院という英語学校が倒産(閉校(破産?))したニュースを耳にしました。
TIEは、think in Englishというダイレクトメソッドを理念に掲げた学校で、学校長の西崎先生の本は私も読んだり、Youtubeにある動画は目にしていました。
Ecomも大きな枠組では、同様の理念で、英語、中国語、フランス語、ドイツ語などの複数言語の語学学校を運営しています。
語学習得に有効なダイレクトメソッドとは?
TIEやEcomが提唱するダイレクトメソッドは、簡単にいうと、
英語は英語のままで覚える、理解する、
という考えです。
例えば、上の絵を見て、
普通日本語脳の人だと
(絵を見る)→「旅行用バッグ」→「Luggage」
英語脳だと
(絵を見る)→「Luggage」
と自然に出てくる。またはシチュエーションごとに対話フレーズを日本語に直さずに、そのまま英語で理解していく。いわゆるダイレクトメソッドになります。
よいものを作れば、結果は自然に後からついてくるわけではない
私は、TIE学校には全く面識もなく、学校を訪問したこともないのですが、その発信する内容から、日本にある数少ない、大変優れた英語教育を提供する学校だと認識していただけに、今回の倒産ニュースは大変残念でした。
それ以外に、以前MPIというこれも大変すぐれた子供向け英語学校も、最近、大手英会話学校に売却されています。
こうしたことから言えることは、
『よいものを作れば、結果は自然に後からついてくるわけではない』
ということ。
Ecomでも、生徒さまから年に1度アンケートをとっていますが、有難いことに、ほとんど全てが大変満足の評価です。
中には、
「他の色々な学校を受けましたが、御社がのサービスは群を抜いています。こうした噂はすぐに広まると思いますよ。」
という評価も頂いたりして、大変うれしく思っていましたが、よい評価というのは、なかなか自然発生的には広まらないということを痛感しています。(Ecomは、広告を毛嫌いしてほとんど宣伝に力を入れておりません)。
今の消費者ニーズに沿ったものか、消費者ニーズ喚起型でいくか?それが問題だ。
逆に
「聞き流すだけ」であったり、
「1レッスン○○円、安いよ!」というサービスが、効果のほどはさておき、人気を集めていたりします。
よいもの=英語を最短距離で上達させる というのですが、
一般の大多数の人はダイエットと同じで、
やった気にさせる=よいもの
になっているからだと思います。
消費者のニーズを再優先にすると、英語教育の本質価値の向上はいらないのかもしれません。
数を多くとるのなら
「やった気にさせる英語学習」
が最もうまいやり方なのかもしれません。
ただ、Ecomはもう少し本質的な語学学習の質の向上を進み、かつ宣伝も軽視しないで行ってみるつもりです。
ただもしそれでダメなら、99%の英語学校がそうであるような消費者迎合型(やった気になる)サービスも、少しは取り入れる頭の柔軟性を持とうかと思います。