企業カルチャーは簡単には変えられないのでは?という話

今、格安オンライン英会話と呼ばれる業界は、1年半前のDMM英会話参入時に既に分かっていたことですが、予想通りDMM英会話の1人勝ちとなっています。

そのため、DMM英会話以外の格安英会話学校がこぞって、戦略の転換をはかっているのが現状です。転換には大きく2つあります。

その1:格安から高品質をうたう転換

「料金を上げて、講師やカリキュラム、顧客対応の充実に舵を切ろう、DMM英会話とは戦う土俵を変えよう」という取り組み。

ただ正直、一番長く高品質オンライン英会話の土俵にいるものとして、こうした展開をやりたい気持は理解できます。

しかし、

人事組織変革という点でなかなか難しい

のかなと思ってみています。

 

というのも、長く格安で売ってきた企業が、「DMM英会話に負けました。さぁこれからは高品質です!」とやっても、

これまで採用した人材のコンピテンシーや、格安モデル働いてきた従業員が、習慣を変えるのに苦労するからです。

格安の時は、いかに効率よく、極限までムダを省いた流れ作業のような形でやっていくのが求められます。深く時間をとって対応せず、サービスの標準化はしても、反対の多様化・複雑化はしないというのが指標になっていると思います。

 

高品質モデルというのは、それとは相反するものだからです。

採用人材一つとっても、格安モデルの企業は格安で人材を雇い、標準化させた簡単なタスクを、流れ作業的にできる人材を好んで採用します。しかし、高品質モデルの場合その逆です。

型にはめすぎず、臨機応変な対応が必要です。時間もかけるときはかける。スピードタイプよりも、ミスが少なく、情に厚く、じっくり取り組めるタイプの人材が求められます。

これが、経営者レベルの人なら、脱低価格、高品質の働き方への転換が、簡単にできる素養があるかもしれないですが、大半の従業員はそこまで柔軟には動けないと思っています。

ですので、格安モデルが行き詰まっている会社にとって、高品質モデルの転換は、一朝一夕には行かず、必ずいくつかの衝突が社内でおきながら進むのかなと感じています。

 

*格安からの事業展開の行き詰まりは、マクドナルドが高品質目指す!と新ブランドのハンバーガーブランドを立ち上げてもうまくいかなかったなど実例はたくさんあります。

逆もまた然りですので、Ecomは高品質重視で行っているため、別の事業であっても格安モデルのサービスには手を出さないつもりです。人材やカルチャーのconflictが起きるからです。

 

その2:新規事業を打ち出す転換

「格安オンライン英会話だけでは正直儲からない・・。新規事業で稼ぐぞー!」という会社さんが出てくると思います。

しかし、今いる格安オンライン英会話さんは、有名どころのレアジョブさんを含め、全てが後発企業で、皆、先人のビジネスモデルをパクって出てきました。

ですので、今残っているオンライン英会話の企業さんは、社長さんを含めて、

既存の1や2のサービスから10や100に改良していくことは得意かもしれないですが、0から1を生み出す根本の部分は得意でなく、そうした0から1へのCreativityは、企業カルチャーに存在しないと思います。

ですので、そうした企業さんが打ち出す新規事業施策とは、せいぜい、今あるオンライン英会話の他国展開であったり、何かの焼きまわしのような冴えないものであったりします。

 

もちろんそれが得意だからと、真似から始めてもいいですが、それは大手企業の超得意分野です。また、DMM英会話のような大きなところが入ってきたら、同じような土俵、得意分野で競争となるので、多くのベンチャーにとっては割が合わないのではないかなと思っています。

*もちろんそれを見越して作って大手に売却する、大手に吸収されるという方法もありますが、売れなかった時はリビングデッド必須です。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
EcomオフィスEcomオンライン英会話学校は、手前味噌で恐縮ですが、2005年3月にスカイプ英会話を世界で初めてスタートさせた会社です(当時Skype社のVincentさん談)。

0から1を生み出すのは長けていると思っています。こんこんと湧いてくる泉のようにアイデアがたくさんあるので、持ち前のチャレンジ精神で、語学教育業界にあっと言わせるサービスを今後も出していきたいと思っています。

~参考~

○Ecomの企業ミッション:語学上達の最短経路を提示する。

○Ecomの企業カルチャー:常に一歩先行く新しく効果の高いサービスを提供していく。

 

Leave a comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です