組織の空気の重要性

Twitterとかやっていると、『日本はもうダメ。将来性ない。外国に脱出だ』的な日本ダメ論が幅を利かせているのをよく目にします。

 

日本をもし会社組織と考えたら、業績云々の前に、多くの社員が、ダメ、将来性ない、転職だ!と考えているような日本株式会社の将来性は、とても低いと言わざるを得ません。もし、仮に自分がそんな悲観論優勢な会社組織のリーダーだったらと思うと、ぞっとします。そのような組織では、うまくいくことだって上手くいかなくなります。

世界の中での日本の位置づけ

日本の風景桜しかし、非常にもったいないと思うのが、Dataをきちんと冷静に見れば、日本とそこにいる日本人は、日本株式会社の安定性や、将来性にそこまで悲観的に感じる必要はないと思うからです。

例えば、国民1人あたりの資産(いわゆる”国の借金”と呼んでいるもの)は1000万円を超え、対外取引の収支である経常黒字は、1980年からずっと黒字。それによる日本の持つ対外純資産も370兆円もあり、ダントツの世界一です。

人口も総人口はほぼ横ばいで、減っているのは生産年齢人口であり、失業率も3-4%で推移しています。

アメリカの格付け会社はアレなので無視しますが、外部の目から見た格付けに相当する、日本国債の長期利回りは、0.3%程度と破たんリスクが最も少ない国扱いされています。

年金だって、日本に財源の問題はないので、日銀の通貨発行で問題解決です。

もちろんデフレが脱却できていないので、日本のGDPが伸びていないのは、問題ではあります。しかし、これは最初に戻りますが、皆が悲観的になることで、投資が減り、消費が減り、結果、GDPの減少 → また悲観論渦巻く →またGDP減少の以下繰り返し

になっているので、”組織の空気を変える”ことが、日本株式会社にとってもっとも重要ではないかと考えています。

日本株式会社は広報活動が下手。

 

具体的には、社内広報に相当する日本のマスコミが、もっと正しい情報を伝えることだと思います。

特に国営放送であるNHKは、視聴率を気にする必要はないので、楽観になりすぎることなく、捻じ曲げて悲観を煽ることなく、報道では、言葉の定義を明確にして、淡々と事実をそのままに伝えるだけでいいと思います。

・国の借金 → 政府の負債 or 国民の資産

・日本国の借金 → 対外純負債。すなわち日本の場合、負債は570兆あるが、資産が950兆と超過しているので、370兆の純資産国。

・日本人1人あたりの借金 → 対外向けに370兆資産をもっており、対政府には1000兆円資産をもっているので、この算出に意味はないですが、借金とは逆に1350万くらいの資産を持っている計算。

・人口減少 → 生産年齢人口の減少。総人口は多少減ったり増えたりしているレベル。

・先ぼそる日本市場 → 世界3位の市場として無視できない存在(実際には中国にはGDP粉飾疑惑があるので、世界2位かな)

逆に、広報活動が上手いなぁと思うのが、お隣中国。

・GDP:13億の人口がいるのに、締めてたった2週間で発表。常に7%程度以上の成長(絶対計算してない。。。)。

・成長率計算を、通常、各国は、対前期比で行うのに対して、中国はあえて対前年比で国際社会へ発表。例えば,

 

「中国は(対前年比)8%成長」

「中国は(対前期比)2%成長」

どちらも同じことを言っていますが、日米はじめほとんどの国が、(対前期比)2%程度成長と発表しても、中国の(対前年比)8%成長!という広報の前には霞んでしまいます。一方で、中国経済減速が見込まれる2015年9月から中国は、成長率を、主要国同様の4半期ベースで発表することを決めました。これは、もし万一マイナス成長に突入したら、逆の意味でインパクトがでかくなるので、切り替えたのではと勘ぐってしまいます。

・爆買いで中国人客はVIP報道:Dataによると、1人当たりの日本での旅行支出額は、1位ベトナム、2位中国、3位オーストラリア。

・普段は先進国、大きな市場とPR。環境会議などになると、我々はまだ1人あたりGDPでは発展途上国なので、環境規制は受け入れられないと主張。

Ecomの社会貢献

最後は、少し蛇足になりましたが、

要は、会社でも国家でも、そこで働く人が悲観論ばかりでいると、何をやっても発展しない。組織は発展の礎。なので、もし組織がそういう状況に直面したら、まずは社内広報でも、リーダーが直に話してもいいので、社内ムードを改善することに尽力しないといけないなと思う次第です。

うちの会社は政府系でもなんでもなく、一民間企業ですが、日本人の悲観ムードを変えるべく、「ここがすごいよ日本と日本人」という本を出版してきました。

こちらは、外国人が、日本のことを本当にすごい!と思っていることをまとめたものです。

決してお願いして言わせたものでもなく、それぞれの在日外国人の著者が、自らの考えをまとめたものです。小さいですが、『日本も捨てたもんじゃないかも』

という脱悲観論に貢献できれば幸いと思っています。

cover_olfa2 olfakokosugo1 ここすご表紙 cover_juliakokosugo2a

 

Leave a comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です