ネット電話メッセンジャー業界の変遷

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移り変わりの早いネット業界で、10年以上ある程度の人気を保っている単一のサービスは、ある意味素晴らしいと思います。

そういう点で、Skype(スカイプ)は、MSNメッセンジャーに打ち勝ち、LineやHangoutsに押されながらも、よくここまで粘って続いており、素直に賛辞を送りたいです。

メッセンジャー業界というともう古いかもしれないですが、

今日は、メッセンジャーアプリ・インターネット電話業界について私が10年以上見てきたものを振り返ってみたいと思います。

ICQ時代 (’98-)

私が大学生だった1998年当時、アメリカサンフランシスコに、1か月間だけ、台湾大学の学生と一緒に留学する機会を持ち、その体験から、離れている海外の友人とも連絡がとれる手段として、ICQというメッセンジャーソフトを頻繁に使って遊んでいました。

ICQは、i seek youから由来しており、当時として画期的なP2Pでつながっていて、動画は不可ですが、メッセージがリアルタイムにポンポンやり取りできて、今でいうLineみたいな感じでやり取りができました。

98年当時は、ブロードバンドと言えばISDNの64K程度で、普通32Kのダイヤルアップ接続を電話回線を使って通信していました。

このため、通話はできず、音声を送りたい場合、録音した音声ファイルを、ファイル転送機能を使って送るという音声手紙みたいな形でやっていました。

ちなみに、当時23時を過ぎると朝までダイヤルアップかけ放題という期間があり、その時間に入ると、日本人のクラスメートも増えて、カオスな状況でメッセージのやり取りがされていて、夜中に行う秘密の通信という感じで、生活の中にICQが入り込んでいました。

MSNメッセンジャー時代 (’00-)

2000年代に入ると、マイクロソフトの攻勢を受けて、MSNメッセンジャー(Windowsメッセンジャー)がやってきました。このころは、ISDNからADSLに切り替わり、一応ブロードバンド回線となってきましたので、ICQにはなかった音声通話機能が新鮮で、よく使っていました。ただ、後にでてくるスカイプと比べて、音質の悪さや遅延、ソフトの重さがネックになって遠ざかってしまいました。

スカイプ時代 (’04-)

2004年にスカイプがβ版で出てきたので、MSNメッセンジャーに不満を持っていた自分は、すぐに飛びつきました。

そして、ICQと同じ、p2p技術で軽量、かつ高音質のSkypeを手に触れ、過去の外国人との交流経験から、すぐに英語学校の代替となる新しいタイプの語学スクールをスカイプを使ってできるのでは!と考え、1年の準備期間を経て起業に至りました。

スカイプを使った英会話サービスは、当時スカイプ社のVincentさんからは、「僕もこういうサービスあったらいいなと思っていたよ。まだ(サービス開始を)聞いたことないから、君が世界で最初にはじめたよ」と言ってもらったのが、とてもうれしく記憶に残っています。2005年3月の時でした。

ただ、スカイプは遠隔教育用途で作られたわけでなかったので、画面共有やなどの仕組みを別途私がAdobe flashの技術を使ってバーチャルクラスルームを作り、それと併用する形で、オンライン英会話サービスを提供していました。

Line、Hangout時代

2012年頃から、韓国からLineが、GoogleからHangoutsがやってきて、スカイプの領域を侵食していきました。Lineは、リア充の人向けと聞いていたので、実はまだ一度も使ったことがありません。ここではコメント差し控えます。

Google Hangoutsは、もっと注目されてもいいのに、と思いながらも、なかなかブレークしないインターネット電話となっています。当校Ecomでは、Hangoutsを使ってオンライン英会話ができます。

WeRTC時代

有名どころだとAppear.inなどがそうです。WEBのHTML5技術を使い、専用のソフトをインストールすることなく、ブラウザだけでビデオチャットができることから注目を浴びています。

スカイプやHangoutsもこれに対応したWEB版を出してきています。

ただ現状では、ブラウザの制限が多いことと、音質や安定性が、インストール型のソフトと比べてよくないことから、利用が促進されるのはあと2年くらいかかると思っています。

 

番外編:AR, VR, SR

Web RTCとは異なり、ソフトインストール型の通信ソフトは、ARやVR技術と融合して、より新しい価値を提供しながら残っていくと思います。

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