マーケティングは、論理と感情両面で


マーケティングとは何でしょうか?

一言で言おうとしても、各人様々な解釈があり難しいですよね。

簡単に言ってしまえば、

マーケティングとは、”市場創造”、または、”売れるしくみ”

といったところに集約されます。

ターゲットユーザーを決め、それにあわせて、様々なマーケティング活動を行っていきます。

そして、その活動を行う両面の力として、論理と感情の両面を意識していかなければならないと思っています。

 

持ち家と賃貸

”持ち家と賃貸、どちらが得か?”

これは専門家も交えて、長らく論争が展開されてきました。

ただ、デフレ経済が続く状況下では、資産価値は年々目減りし、賃料などの物価も下がるので、論理的に考えて、持ち家として家を買うのは損で、賃貸派の圧勝です。

ですから、家を売りたい不動産会社は、あの手この手で、感情的な面で攻勢をかけてきました。

「一国一城の主になって一人前」、

「男ならいつかは持ち家でしょう」、

「毎月賃料を掛け捨てってもったいないですよね?」、

「家族を持ったら、家を買って家族を安心させてあげましょうよ!」など。

人間の感情的な部分を馬鹿にするつもりはありません。

人間はロボットではないので、論理よりも感情が優先されることは往々にあり、私も感情を優先させて買い物をすることがあります。

特にこの「ラッパー家を買う」のメッセージには、ジンとくるものがありました。

”この街で家を買う”、”この街で生きていく”、”この街で俺は夢をかなえる”。

私は、現在都内で賃貸暮らしですが、今、住んでいるこの街が大好きなので、いつかはこの街で家を買えたら買って永住したいと思っています(感情的に)。

え?論理的な考えはどうした?

論理的にデフレ下の日本で家を買うのは損と言いました。

確かにそうです。

とりわけ、消費税を2019年に上げたら長いデフレに再突入するのは間違いないです。

が、30年-50年といった長いスパンで考えれば、日本は、(生産年齢)人口の減少で生産性のための投資をし経済成長するチャンスを持ちますし、世界的に見ても低い対GDP借金比率や、世界最大の対外純資産による国内貯蓄過剰から政府の財政出動がガンガン打てるなど、日本の経済成長のチャンスは世界の中でも1,2を争うほど容易です。

ですので、これからは論理的にも持ち家派に軍配が上がっていくと私は思っています。

*日本は人口減るから、持ち家派不利じゃない?と言う意見もありますが、人口予測は当たったためしがないです(生産年齢人口予測推移なら可能性高いですが)。

 

英会話学校のマーケティング戦略

このまま終わると、語学会社の社長ブログとして中途半端なので、語学教育業界の事例を出して論点をつないでおきます。

 

・聞くだけで話せるようになる!

・あなたのその英語、ネイティブには〇〇と聞こえています

・社内英語公用語化、待ったなし!

・英語が話せると10億人と話せる。

などなど、

英会話教室では、多分に感覚に訴えかける手法で攻めています。

一般に、日本人で英語が必要な人は、10%程度と言われていますので、必要でない90%の人の市場開拓のためには、それが有効なのでしょう。

とりわけ恐怖、不安系は、感情マーケティングにとても強い威力を発揮するので、英会話学校各社が取り入れています。

当校はもちろん、それを一概に否定してこき下ろすわけではないです。

英語が必要でなくても、趣味や自己実現、脳力アップなどで、その人の生活に張りが出ることは十分理解しているからです。

ただ、当校Ecomは、私が代表のせいか、論理的に攻めすぎている節があります。

「英語上達の方法は、こうこうです。」

「費用帯効果、時間対効果がこうこうで、どこよりもお得です」など

もちろん、こうした語学学校の本筋のところも大事ですが、

「聞くだけ!」「お手軽!」「先生美人・イケメン!」「あなたの英語学習大丈夫ですか?(不安系)」といったコンセプトをもとにした感情型市場開拓法も、そのまま真似しようとは思いませんが、一応、常に参考にさせて、経営に取り入れさせてもらおうと思っています。

何事も勉強ですので。

 

 


About 成田 勝行

株式会社イーコミュニケーション代表取締役社長 慶應義塾大学総合政策学部(SFC)卒業後、外資系コンサルティング会社(Accenture)入社。退社後、暫くダンス活動(Ballet, Jazz, Hiphop, House, Break'in)に専念。専門はクラシック・バレエ。2005年イーコミュニケーション創業し、現在に至る。踊れて、経済が語れる経営者という領域で世界一を密かに目指す。

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